競馬を楽しむヒント

日々の雑記と競馬と。他人の馬券に感情移入できるブログだよ。

有馬記念の外し方を振り返る

競馬歴かれこれ6年近くになるのですが、私は有馬記念で馬券を的中させたことがありません。

●2015年
アルバート軸のワイド
競馬新入生でしたから当たらなくて当然です。3600Mで勝ってる!同じ中山!手頃な人気!アルバート買い!撃沈でした。

●2016年
デニムアンドルビー複勝(少額)
この年は何も考えず年の瀬だ記念だ程度にと少額で買いました。もはや有馬記念を買わない選択肢もありました。
なぜなら、裏開催の阪神11Rのクインズミラーグロで勝負すると決めていたからです。前走前々走と寄られて減速の不利を受けていた当馬の阪神11Rが勝負レースだと自分へ言い聞かせていたんです。有馬は外れましたが、狙い通りクインズミラーグロは来ました、それも頭で。これがきっかけとなり、過去レースの不利、無駄打ちの我慢という二つの大きな予想柱が立ち、今にも繋がっています。

●2017年
ミッキークイーン複勝
予想柱が立った翌年は浮かれていました。無駄打ちは減ってレースの見返しにも取り組みましたが、有馬はお祭りなんて言葉に乗せられてたのは事実で。ミッキークイーン複勝に張ったのは前走のエリ女の走りに痺れたから。あと引退レースだったんですよ、だったら究極仕上げ間違い無し!キタサンブラックの引退に隠れて人気を落としてええ!
高揚しながら前日購入の複勝馬券を握って見つめたパドック画面で-10キロの文字が浮かんだときは泣きそうになりました。減ってる...嘘だ減ってるんですけど...誰か究極仕上げって書いててくれとネットケイバのページをスクロールしました。予想柱の中はスカスカでした。

●2018年
モズカッチャンの複勝
予想柱をより強固たるものにと臨んだ一年の締めくくり有馬記念、結局お祭りの言葉に乗せられてしまいます。そのせいで、なんでモズカッチャンに張ったか覚えていません。前年二着のクイーンズリングがちらついたのは覚えています。帽子の色、牝馬、外国人ジョッキー...いやいや選び方が歴3ヶ月のソレ!で買ってこれまた撃沈。阪神競馬場のターフビジョン越しに観戦していたんですが、誰一人当たらず繁華街へと繰り出して仲良くモツ鍋をツツきました。予想も覚えてないくらいで甘々だったので悔しさはなかったんですが、沁みました。

●2019年
サートゥルナーリアの単勝
去年の有馬記念は、しっかり覚えています。前走の天皇賞秋で敗れた瞬間からサートゥルナーリアでした。それだけの期間ぶれることなく心に決めていても、大舞台ほど余計な情報も入ってきます。東京が合わないのは左回りだから、地下馬道がうんたらかんたら、有馬はコースを2週するから歓声で実力出せない等々。
ぶれることなく貫いた単勝馬券は、抜群の手応えでコーナーから持ち出したDレーン跨がるリスグラシューに阻まれてしまいました。ただ、過去一番に悔いの無い馬券でした。ただただリスグラシューに拍手を送りました。そして、この時も阪神競馬場のターフビジョンで観ていました。


こうやって振り返ってみますと、年々競馬に対する心の在り方がどっしりとしたなと実感します。これだけ調べて自分なりの根拠が揃った、その上でこの馬なんだという充足感が出てくるんです。
SNSの発達もありまして、2019年の様に調べれば調べるほど真偽不明の定かでない情報も溢れかえり出しました。今年も溢れています。お祭りの有馬記念を楽しもうとするほど、前日の傾向を知ろうと見返しにも熱が入ります。月曜が仕事納めの方ももう既に仕事なんて納めた心持ちで脳内は有馬記念一色でしょう。2分30秒程のお祭りを楽しむために、多くの方がたくさん時間を割いておられることでしょう!
自分が各馬に対して割いた時間を、たまたま目に付いた情報一つの数秒で覆した先に何があるんでしょう。その情報をレース後に目にして検証してみて精進する、結果自分の見立てが違ったらアップデートして予想材料にする。それが競馬で馬券を当てるときの醍醐味なんじゃないのかなと。

何が言いたいのか自分でも分からなくなりましたが、有馬記念はお祭りです。自分をぶらさずに買えば、当たろうが外そうが悔いは残らないというのが過去の経験談です。

ここ3年は“過ぎない”本命サイドの馬券でしたが、今年もそんな馬からになりました。当日パドックや馬体重を見ると揺らぐくらいに、まだまだ私の心は未完成なので、14時までには買います。買い方はもう少し考えながらで...
去年までよりも自信はあります。これは当たるかどうかの自信でもあり、悔いが残らないかどうかの自信でもあります。

◎カレンブーケドール

では皆さん!年の瀬!年に一度の有馬記念を楽しみましょう!!