競馬を楽しむヒント

日々の雑記と競馬と。他人の馬券に感情移入できるブログだよ。

2022年有馬記念を振り返る

10度目の有馬記念
私はこのレースを当てたことがない。
毎年はずしている。でも別にいい。
だから予想も自分なりにあげる。

今年の印はこのように打ち乱れてみた。

 

打ってから情報が入ってぶれてしまうのが有馬記念だ。年末ムードも後押しし、さらに今年はクリスマス当日と来たもんだ。

有馬記念のネームバリューは凄まじい。初めて馬券を買いますなんて人が大勢現れる。だからこそ、情報戦になる。

知った口を叩く謎の情報がそこかしこから出現する。オッズという数字の存在が気持ちを揺さぶりかける。勿論どんなレースでもオッズは出るが、有馬記念のオッズだけは精神力を試される。

有馬記念というだけで、数あるレースの内の一つ。そんな心構えで臨める競馬ファンは一握りもいないはず。


で、だ。
今年の有馬記念の馬券はこれなわけよ!これよこれ。

 

ぶれなかった。私今年ぶれなかった。

有馬記念は当たってもばすれても悔しがらない人が勝者なの。だから謎の情報に振り回されずに自分を粛々と信じるしかないのである。

 

それでは今年の有馬記念を始めましょう。

 

奇数番号の本命対抗両馬がゲートイン。
偶数各馬も続々とゲートイン。最後に大外⑯ディープボンド。

 

「あなたの夢はなんですか?」

 

ゲートが開き一斉にスタート。出遅れたのは⑤ジェラルディーナ。あとやはり本命③ボルドグフーシュは出足がつかない。鞍上が結構促している。

そうなんだよ、やっぱ足遅いんだよ。
あら。あらららら。最、後、方、です。
まあいい、見てろ最後の直線を。

先頭に立ったのは皆の予想通りで⑬タイトルホルダー。外から桃色の帽子がプレッシャーをかける。こりゃまあ予想通りの展開ですこと。順調に予想通り。だからゴリッゴリ圧をかけてほしい。

ホームストレッチに入りタイトルホルダーがセーフティリードを確保する。二番手を⑮ブレークアップ。三番手に三頭並び、内の⑩ジャスティンパレスは絶好のポジション。やはりディープボンドは外を回されている。

思い描いた展開にも程がある。一つ読み違えたのは、②イズジョーノキセキと⑧ウインマイティーのポジションが逆なことくらい。

隊列は変わらず、61秒2の平均ペースで1000Mを通過。先頭はタメを作りたいところかもしれない。

しかしこれは有馬記念。番手の各馬がそれを許さないはず。ゴリゴリやって余力を削る算段。読みよ当たれ。馬券よ当たれ。

⑨イクイノックスはちょうど中団でいつでも外からゴーサインで動けるポジション。なんと頼もしい位置にいるのだろうか。

二番手ブレークアップは仕掛けない。鞍上の特徴を考えてこれも予想通り。向こう正面から3コーナーの入り口で、ディープボンドがそこをどけと言わんばかりに進出をはかった。
ペースがあがって各馬のエンジンが更に一段階あがる。鞍上の手も動く。ボルドグフーシュはまだこらえてほぼ最後方。

コーナー半ばでタイトルホルダーに並びかけるディープボンドだが、コーナーでの競り合いは分が悪い。半馬身先頭を譲りながらゴリゴリの併走。

16頭がひた走る12月25日の中山競馬場第三コーナー。前の各馬に寄ってフォーカスしたカメラワーク。

各馬群れを膨らましながら進出が始まる。どことなくわかってはいたはずなのに、持ったまま大外から加速して捲ってきたのはイクイノックス。

うわ強いな。あー強い強い、強いって。これ何度も見たことある。こうやってコーナーの外から上がってくる馬って圧勝するの。圧勝。イクイノックス強ええ。

うーんとー、ボルドグフーシュは?
ボルドグフーシュ?
ボルーシュ?
ボルシュ?


正面から四コーナーの出口を映すカメラに切り替わる。

...ボルシュ!
ボルドグフーシュ!!

いる!よし!
一番大外ボルドグフーシュ。イクイノックスより更に外。カメラの切り替わりでワープ現象として現れた英雄。

直線に入る。

先頭は華麗にイクイノックス。内で逃げ粘るタイトルホルダー。間に復活なるかエフフォーリアの姿。一番外からボルドグフーシュ。

各馬を引き離すイクイノックス。
知ってる、知ってるもんね、強い勝ち方するんでしょ。だって強い馬のそれだもん。

坂を駆け上がる本命ボルドグフーシュはその背中には追いつけない。他の馬は交わして二番手にはこぎつけた。それでも奴は強すぎる。この世代の強さを知らしめてやろう。

立派な二着だボルドグフーシュ。ボルドグフーシュ頑張れ、ゴールへ駆け抜けろ。

サイゴサンチャクジェラルディィィィィィィィナァァァァ!!!!

 

うらあああああああああああ!!!

予想完璧やんけええ。

10年の集大成。

ここに決めてやりましたわ。

みなさんメリークリスマス!


馬鹿にお付き合いいただきありがとうございました。


天皇賞
◎ボルドグフーシュ